1. だんだん会とは?
  2. 理事長あいさつ

理事長あいさつ

みなさま、2025年7月から理事長を仰せつかった、和泉聡です。
2016年に立ち上がった「だんだん会」では「介護」という言葉は使わず、「支援」という言葉を使ってきました。会が最も大切にしてきたのは、「利用する方々を介護するのではなく、その人が本来もっている自分の力を発揮するのを手伝い、最後まで人生を豊かに生き切るために、支援をする」ということだからです。グループホームであっても、シェアハウスであっても、利用している方々が自分でどう考えるか、どうしたいか、どうしたらともに暮らす仲間との生活を充実させることができるか。そうした視点を唯一最大のよりどころとしながら、職員たちが利用者の間に入って利用する方々をつなぎつつ、その人が持つ思いと力を引き出していく。
私が理事長就任後にあった社員集会で、すべての事業部門の代表が日ごろの活動を報告しました。どれも聞くものの心に響く熱いものがありました。誰もが避けることのできな「老い」を迎えるプロセスを、職員が理屈抜きの全身全霊で支えている、その様子が、ありありと伝わってきました。財産よりも地位よりも、なによりも尊いものが、だんだん会がかかわるすべての現場に息づいている。そういう迫力に満ちていました。
「ここで死にたい。でもそれには足らないことがある」そんな考えのもとに創業したのが、だんだん会です。福祉事業は、地域との連携、地域のみなさんの理解がなければ前に進みません。創業時から変わらない理念を守り、地域のみなさんから頼りにされる組織としてますます成長するために、ぜひ、これまで以上のみなさま方のお力添えと、だんだん会への応援をお願いして、ご挨拶とします。
2025年9月 理事長 和泉 聡

宮崎和加子
和泉 聡



前理事長あいさつ

この度、理事長を退任することになりました。

◆経緯
2016年1月に、理事4名、監事1名で『一般社団法人だんだん会』が発足しました。発足した時の意気込みは、「重い病気やがんになっても、また超高齢の要介護で、介護する家族などがいなくても、大好きな北杜で最期まで豊かに暮らし続けることができるまちづくりをしよう」というものでした。それから約10年弱が経過しましたが、新たな事業を展開してきました。

◆法人の承継を考え始めたきっかけとその後
2022年夏のコロナ感染のころから真剣に後継者育成や事業承継について考え始め動き始めました。2023年は、その人材や事業者などを探し模索しました。紆余曲折がありながらも12月にシミックホールデイングスCEOの中村和男氏に出会い、だんだん会の事業承継について相談させていただきました。その結果、継承を快諾していただき、早速2024年から引き継ぎや具体的な承継についての準備をしてきました。
承継する前提として次のような内容です。①「一般社団法人だんだん会」をそのまま承継、②だんだん会の理念をそのまま引きつぐ、③現在実施している事業(7事業)をそのまま継続し、さらに発展の方向で展開する。

◆改めて確認事項
1.事業承継であり、M&A(吸収合併、買収)ではないということ。だんだん会から承継をお願いしたということです。シミックグループの仲間に入るということです。
2.宮崎和加子と中嶋登美子はこれからどういう立ち位置になるのか。理事として残り、現在実施している事業については、これまで通り継続して責任をもって実施します。(たとえば、グループホームわいわい白州とわがままハウス山吹のホーム長などなど)その後どうするかは、相談しながら考えていきます。
3.だんだん会がシミックに変更になるわけではありません。シミックグループは、全国規模で様々な展開をされるでしょうが、だんだん会は北杜市に根を下ろし地域に役立つ事業展開をしていきます。

私の願いであった『元気なうちに承継を』ということが、皆様のおかげ様で実現できました。まだまだ大事なだんだん会の安定・発展に力を尽くしていきたいと思っています。
これまで本当にありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いいたします。

宮崎和加子
宮崎 和加子