- だんだん会とは?
- 理事長あいさつ
理事長あいさつ
山梨県北杜市。何と豊かなまちでしょう! 「こんな素敵な自然環境の地に住みたい!」と移住を決意しました。ちょうど還暦を迎える2016年に本格的な人生の再出発です。“まだ何かできるだろう”と、この地域で役立つこと・不足している介護関連サービス(私が責任もてる事業)を実施させていただこうと様々に相談させていただきました。
その結果、まずは『グループホームわいわい白州』の開設(2017年3月事業開始)への挑戦です。白州という種々著明な地域で、認知症になっても安心してこの地で自分らしく暮らしていける場作りです。幸い、北杜市の公募で選定していただき実現できることになりました。その前に、さまざまな事業を行うための母体が必要となり、非営利での自由な活動ができる『一般社団法人だんだん会』を立ち上げることになりました。一緒に取り組んでくださるという北杜市に縁がある“その道のプロ”の理事のみなさんの主体的な協力があり、多様に事業化しているところです。
① 日本一の住みよい“北杜”に!
指標の一つは、『在宅死亡率日本一に!』です。在宅死亡率の意味することは、「家で死ね」ということではありません。 「家で最期まで自分らしい暮らしが続けられる可能性の指標」です。在宅死亡率の全国平均は約13.0%、第一位の神奈川 県横須賀市は22.9%です。北杜市は現在約13%強。これを全国第一位に!
② 住民主体に「だんだん会」の活用を!
「一般社団法人だんだん会」という法人を立ち上げましたが、これは営利目的で私物ではありません。移住してきた者や 北杜市に魅力を感じている者が立ち上げましたが、できれば、地域住民のみなさんや関連するみなさんが“北杜市がさらに 住みよいまちになるための主体的な事業や活動”の拠点として活用していただきたいのです。みなさんの“こんな北杜にした い”を実現していく「だんだん会」にできればと思っています。
③ 国の政策ありきではなく、自主が基本!
国は、「地域包括ケアシステム」や「我が事・丸ごと共生地域作り」など多様な政策を掲げています。だんだん会はそのような動き は承知しつつも、その政策の先取りではなく、真にこの地域住民にとって必要なこと、またこの地域に魅力を感じて、移住 や短期滞在、人生のリフレッシュの場として愛してくださる皆さんに役立つこと・できることを民間団体として実施してい ければいいなあと考えています。そういうことを実現しようという専門職・非専門職が集まり始めました。いっしょに作り 上げていければ幸いです。
これまで、特定医療法人健和会、社会福祉法人すこやか福祉会など東京・埼玉で長年に渡っての実践活動を地域 住民の皆さんといっしょに実施させていただきました。また、全国訪問看護事業協会で全国の訪問看護事業の推 進、政策関連の仕事を多様に実施する機会を得ました。ありがとうございました。 そのことをもとに、“還暦からの出発”です。私が選んだ地で、患者・利用者・入居者の方々に精一杯の心を込め た個別支援をさせて頂ければありがたいです。また、そのことを通して“地域づくり”に少しでも役立てれば幸い です。目標はまだまだたくさんあります。少しずつみんなで取り組んでいきたいし、そのことをこのホームペー ジでお伝えしていきます。みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。
宮崎 和加子